睡眠不足で太ってしまう3つの理由
①食欲が増してしまう
食欲は脳からのサイン。
もうおなかいっぱいだよー食べなくてもいいよーというサインも脳からの指令です。
この指令はホルモンという信号を受け取ることにより発令されます。
職を抑えるために脂肪細胞から「レプチン」というホルモンを出します。
このレプチンというホルモンは抗肥満ホルモンと呼ばれ
・食欲を抑える
・エネルギー消費を強める
・糖脂質代謝調整
などの作用があります。
しかし睡眠が不足するとレプチンの量が減ってしまい、逆に食欲を刺激する「グレリン」というホルモンが胃から分泌されます。
グレリンは空腹中枢を刺激するのでおなかすいたー!という空腹感を生み出します。
②甘い物など太るものを食べたくなる
アメリカの睡眠不足の研究でこんな実験がありました。
睡眠を5時間程度しかとらせないグループとしっかり睡眠をとらせるグループにわけて翌朝の食欲や食べるものの変化をみました。
朝食はバイキングでさまざまなものを用意していましたが、睡眠不足のグループは甘いものやカロリーの高いものを好んで多くとることが判明したんです。
また、間食も頻繁になりここでも甘いものを欲することが多かったそうです。
逆にしっかり睡眠をとっていたグループはより健康的な食事を選んでいて、不健康な食品を避ける意志の力も高まったそうです。
⓷基礎代謝量の低下
基礎代謝というのは内臓をちゃんと動かしたり、体温を調節したりという生きているだけで消費するカロリーです。
この基礎代謝量は1日の消費カロリーの中でなんと7割もあります。
この基礎代謝量を調整するのが成長ホルモン。
成長ホルモンという名前から大人は関係ないかと思うかもしれませんが、大人になっても分泌はされ続けます。
成長ホルモンの働きには中性脂肪を分解するというのもあります。
つまり睡眠不足で成長ホルモンの分泌が低下してしまうと単純に基礎代謝量が減るので太りやすくなるというわけです。
質の良い睡眠がダイエットになる4つの理由
①寝るだけで40分ランニングするのと同じ
睡眠時間を7時間程度と仮定すると、消費カロリーはなんと
300キロカロリー以上!
この消費カロリーはランニングを40分するのと同じだけの数字なんです。
②健康的な太りにくい食事を好むようになる
食欲を抑えるレプチンというホルモンがしっかり分泌されると無駄に食べる量が減ります。
つまり間食も減るということです。
そして太りやすい甘いものやジャンクフードを食べたいという意欲も低下したり、意識的に避けることができるようになり健康的な食事を好むようになります。
③中性脂肪を分解
成長ホルモンは大人になると背を伸ばすような働きはありません。
しかし先程も解説したように非常に重要な働きがいくつもあります。
・代謝調節作用
・身体機能の維持
・メンタルの健康維持
・中性脂肪を分解
・肌の再生
しっかり寝るだけで痩せやすい体にもなり、実際に痩せられる理由がこれです。
④イライラしにくくなる
ダイエットで空腹感からイライラしてしまう人は多いですよね。
しかししっかり睡眠がとれていると成長ホルモンの分泌をしっかりされるのでメンタルが安定しやすくなります。
イライラしていると甘いものを食べたくなったりやけ食いをしてストレスを発散させることもありますが、穏やかな時は無駄に食べることが減っていきます。
またイライラは交感神経を優位にして、リラックスしにくくします。
リラックスできないということは便秘にも繋がっていきます。
つまりちゃんと睡眠をとっていると美肌にもなれるしお腹はスッキリ。
だけど睡眠不足だと便秘がちになって肌も荒れてしまうというワケ。
うまくダイエットをする大きなポイントはイライラしにくい生活をおくることと言っても過言ではないでしょう。
まとめ
・睡眠不足は太る!
・睡眠不足は超不健康!
・しっかり寝れば痩せるし美しくもなる!
・寝すぎ、寝だめはせず、生活リズムは崩さないように!