食後すぐに寝ると太りやすくなる2つの理由
食後、特に夜ご飯のあとすぐに寝ると太りやすいというのは大きく2つの理由があります。
1つ目は寝るまでにエネルギー消費が少ない
2つ目は睡眠の質が悪くなってしまう
この2点です。
それぞれ詳しく解説します。
夕飯後はエネルギー消費が少ないから太りやすい
1日の中で夕飯が一番豪華でいっぱい食べるという人がほとんどだと思います。
でも夕飯っていっぱい食べる必要ってないんですよ。
食事は空腹を満たすため、必要なエネルギーや栄養を補給することが目的ですよね。
食べた後に何時間も仕事するわけでもないですし、激しいトレーニングするという方もまずいないはずです。
夕飯の後ってエネルギーの消費量が昼間と比べてだいぶ小さいんです。
なので、食べた後にすぐ寝るなんて行為は体にがっつり脂肪を蓄積させようとしていることに他なりません。
食べてすぐ寝るは太る王道と言っても間違いじゃないってことです。
ちなみに「夕飯後すぐに寝ると太る」っていうのは分子レベルで解明されています。
脂肪を溜め込むための酵素を増やそうとするBMAL1というタンパク質があって、これが体内に指令を出すんです。
脂肪を溜めろ、と。
このタンパク質は昼よりも夜に多くなる特性があるので、夜遅くに食べてすぐ寝るという生活はやっぱり太りやすくなる、というワケです。
睡眠の質の低下で太りやすい
胃の消化活動中に寝ると脳は睡眠よりも消化を優先し、そちらにエネルギーを使うことになります。
そうすると寝ていても脳が動いているので、ちょっとしたことで起きてしまったり、深い睡眠に入れないんです。
最新の研究では中途覚醒が最もエネルギー消費量が高いという結果もあるようですが、睡眠の質が悪いと成長ホルモンやメラトニンなどの分泌が低下するので、太りやすく疲れやすいという美容にもダイエットにも健康にも悪い結果に繋がっていきます。
ちなみにしっかり8時間程度寝れば40分のランニングと同じくらいの消費カロリーがあります。
これは以前の記事で書きましたので詳しく知りたい方はぜひこちらの記事をお読みください。
睡眠の質というのは健康にも美容にも非常に重要なんですね。
痩せる睡眠のとりかた
痩せ体質を作る睡眠に大切なのはこの2つ!
・食後から寝るまでは3時間程度空ける
・それが難しい場合は食事の質や量を調整する
食べたものを胃が消化するのにだいたい3時間前後かかると言われています。(脂肪分の多い食べ物だと5時間くらい。)
胃の消化活動が落ち着いてから寝れば睡眠の質は落ちない、むしろお腹がスッキリした状態で寝ると体の修復・回復にエネルギーを使えるようになるので痩せやすい体質を作れることになります。
また、どうしても帰りが遅くて寝るまでに3時間は空けられないなら胃が消化しやすい食事、または量にして調整すればOK!
まとめ
・夜ごはん食べてすぐ寝ると太るのは本当
・エネルギー消費が少ない夜にいっぱい食べると脂肪になりやすい
・胃が消化活動しているときに寝ると睡眠の質が悪い
・夕飯は寝る3時間前までに終わらせる
・それが無理なら食事の質や量を調整する