短期間ダイエットと長期間ダイエットの違い
ダイエット方法には短期間と長期間の2種類があります。
それぞれのメリット・デメリットをまず解説します。
短期間ダイエットのメリット・デメリット
みるみるうちに体重が落ちる
ゴールまでの時間が短いのでモチベーションが落ちにくい
結婚式や同窓会、なにかのイベントに出席するなど、その日までに痩せた姿で出席したい!
なにか目的があれば限られた期間でガッとやってパッと終わらせる短期間ダイエットは非常にとっつきやすいです。
短期間ゆえにもう少しだけがんばろうとモチベーションも落ちにくいのが最大のメリットです。
短期間ダイエットで効果を出しやすいのは
・置き換えダイエット
・食事内容を低カロリーのダイエット食にする方法
・炭水化物の摂取量を減らすダイエット
やはり食事をコントロールする方法です。
置き換えダイエット食品に関してのメリット・デメリットを知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
また炭水化物を控えるダイエット法は僕自身が青汁ダイエットのときにやって結果をだしました。
3ヶ月で9キロ落とした食事制限+青汁ダイエットの詳細を知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
しかし短期間ダイエットはデメリットが大きいんです。
・長期間ダイエットと比べてキツイ
・代謝が落ちたり免疫が低下したりする
・継続することは困難
デメリットは短期間なのでその分きつめのダイエットになるということです。
目的にもよりますが食事制限をややきつめにしなくてはならないこともあるかもしれません。
栄養バランスを無視した食事制限は必要なビタミンやミネラルが不足しがちになり、免疫力を低下させてしまいます。
さらに食事制限により力がでないと運動量が減ったりして筋肉が細くなることもあります。
筋肉が細くなるのはあまり良いことではなく基礎代謝が下がってしまうのでリバウンドの可能性を高めてしまいます。
他にも髪や皮膚にダメージを与えたり便秘がちになったりイライラしやすくなったりなどがあります。
長期間ダイエットのメリット・デメリット
・体への負担が少なくメンタルも安定
・病気にもなりにくい
・比較的継続しやすい
長期間ダイエットのメリットは短期間ダイエットと比べて比較的ゆるい点にあります。
食事制限も運動も軽めにして、自分のペースで継続することができるのでストレスは感じにくいです。
また体重の落ち方もゆるやかなので急激な変化による体調不良なども起きにくいです。
・効果がでるまでに時間がかかる
・長期間ゆえにモチベーションの維持が難しい
長期間ダイエットは最低でも半年以上、年単位で考えて行っていくのが望ましいダイエット法ですのでモチベーションの維持がとても難しいダイエットでもあります。
あの美味しそうなケーキが食べたい、たまには焼肉行きたい、回転寿司でいっぱい食べたいなどなど人間の三大欲求の一つである食欲をうまくコントロールするというのはとても大変です。
また、長期間でのダイエットは一気に落とすことを目的としないので体重や見た目が変わっていくのがわかりづらいです。
例えばジムでトレーニングをするようなものです。
筋トレ後に鏡を見ても変化はなくて、翌日また同じことをしてまた鏡を見ても変化はない。
けど半年とか継続していると「明らかに変わったよね?」と周りから言われるようになったり。
なので長期間ダイエットの特徴をしっかり理解していないと
なんかこんなにがんばっているのに体重も落ちないならもうやめちゃって頑張った自分のご褒美にコンビニの新作スイーツ3つ食べちゃお!
みたいに考えてダイエットを続けられなくなってしまいます。
がんじがらめに縛るのではなく適度に食欲を発散させて、上手くメンタルをコントロールできるかどうかが成功のカギとなります。
40代以上には長期間ダイエットがオススメ!
40代以上に短期間ダイエットがおススメ出来ない理由
・体調不良・病気になったときの回復に時間がかかる
・短期間ダイエットは体への負担が大きい
・ゆるやかに痩せていく方が健康的!
40代女性はプチ更年期が始まる方も多く、体調の変化が訪れる年齢でもあります。
ホルモンバランスの変化、自律神経の乱れで自分の体に様々な不調がでているところに最低限必要なビタミンやエネルギー量が摂取できないと不調はさらに増してしまいます。
40代以上は思ってる以上に10代20代と比べて代謝が落ちているので体へのダメージの回復に時間もかかるんです。
この表を見てください。
注目してほしいのは右側の13,4歳の1日の消費カロリーとアラフォーの消費カロリー。
思春期の女性は基礎代謝だけで1410キロカロリーを1日に消費しますがアラフォーは1150キロカロリー。
実際は筋肉量や体重などで数値は変わりますが平均値で考えると約300キロカロリーも差があるんです。
300キロカロリーというのは白米お茶碗一杯分ですが、消費するとなると3,40分(約5キロ程度)ランニングが必要になります。
10代が痩せやすいというのは基礎代謝がまるで違うからなんですね。
それと同時に代謝がいいというのはエネルギーの循環(栄養は取り入れて老廃物は出す)というのが良いということ。
若い子が怪我や病気になってもあっという間に回復できる理由です。
40代以上は10代と違い、仕事も子育てもあるので同じように生活できません。
だから心ではまだ若いと思うのは良いことなんですが体も同じように酷使するというのはかなり無理があるんです。
すぐ痩せるとか飲むだけで10キロ痩せるとか魅惑的なキャッチコピーが昨今多いですけど、その裏にはデメリットがあることを忘れないでください。
長期間でも短期間でも効果的なダイエット方法はいくつもあります。
けれども自分の体とその方法をきちんと理解した上で実践しないと逆効果になりかねません。
自分に合った正しいダイエット方法でないとどんなに効果が高い方法でも意味はないんです。
まとめ
・ダイエットには長期間ダイエットと短期間ダイエットがある
・短期間ダイエットは体重が一気に落ちるがその分体への負担も大きい
・長期間ダイエットは変化が分かりづらいが体にもメンタルにも優しい
・アラフォー以上の人は長期間ダイエット推奨!
・ダイエットは無理なく楽しく継続することが一番大事!!